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【和訳】 Google Cloud Messaging and Firebase (GCM と Firebase)

こんにちは。中山です。

Google Developers Blog の以下の記事を和訳しました。

Google Developers Blog: Google Cloud Messaging and Firebase

Google Cloud Messaging (GCM) と Firebase

Laurence Moroney(Google デベロッパーアドボケイト)

先日の Google I/O では、Firebase の拡張が発表されました。今回はこれに関連して、「Firebase Cloud Messaging (FCM)」と、「Firebase Notifications (FN)」も合わせて紹介したいと思います。
開発者のみなさんにとっても、役に立つ機能がきっとたくさんみつかることでしょう。

従来の Google Cloud Messaging (GCM) は、Android、iOS、またはウェブ環境で、すでに多くのアプリで利用されています。この従来の GCM も、今後も引き続きサポートされていくことにはなっています。
しかしながら今後は、「Firebase Cloud Messaging (FCM)」への切り替えを推奨していくことになります。今後登場する新しい機能はすべて、FCM の SDK に実装されていくことでしょう。ぜひこの機会に、FCM の SDK に移行・アップグレードすることをお勧めいたします。
FCM の SDK について、詳しくはこちらをご参照ください。

FCM は、これまでに GCM を用いて実装されてきた、例えば特定のデバイスに向けての通知や、複数のデバイスに向けた通知など、すべての機能をサポートしています。

FCM SDK によって、クライアント側の開発はより簡単になるでしょう。例えば、デバイスの登録処理についての、リトライの機能は実装する必要はないのです。インタフェースやプロトコルの更新内容も、後方互換性が確保されています。したがって、もし、独自に用意した、メッセージ通知用のサーバ(もし、まだ利用し続けたい、というのであれば、ですが)があったとしても、それらが全く利用できなくなる、というわけではありません。
新しくなった内容の詳細については、FCM サーバの資料をご覧ください。

私たち Google は、Firebase と、そのモバイルプラットフォームを統合していくために、多くの投資を行っています。また、Android、iOS、またウェブも含めたメッセージ通知のためのプラットフォームも、拡大・拡張を続けています。
Firebase は、クロスプラットフォーム環境に適している、と言われてきました。このような背景もあったために、Firebase のアップグレードの中で、FCM の機能が登場するのは、本当に自然なことだったのです。
すでに GCM を利用しているアプリを、FCM に移行するためのガイド資料は、Android用と iOS用にそれぞれご用意しています。

GCM は、Firebase と統合することで、より便利に利用できるようになります。その恩恵のひとつは、新しい Firebase Notifications のコンソールです。メッセージを通知するためのサーバを独自に用意することなく、そのコンソールから、直接アプリに対してメッセージを送信することもできるのです。

GCM から FCM に アップグレードされる場合は、その詳細なガイド資料を、Android用、iOS用それぞれにご用意していますので、ご参照ください。

(和訳ここまで。)

Firebase から目が離せないかも

今年度の Google I/O では、Firebase に関する発表が多くあったようです。

Google Developers Japan のブログ記事にも、以下のように、Firebase について紹介する内容がありました。

Google 自体も、この Firebase に、けっこう力を入れてるんじゃないか、というのが感じられます。
これはちょっとこちらも、本気で取り組んでいかなければいけないかも、と考えさせられました。