Intelligent Technology's Technical Blog

株式会社インテリジェントテクノロジーの技術情報ブログです。

『Developers Summit 2019 summer』参加レポート

こんにちは、菊池です。

7/2(火)に開催されたDevelopers Summit 2019 summerに参加してきました。
event.shoeisha.jp

1日の流れ

受付~昼

開催場所は御茶ノ水駅を出てすぐにある「御茶ノ水ソラシティ」です。
ここへくるのは昨年のDevSumi夏以来です🚋
デブサミ2019夏



9:45の受付開始とともに、さっそく受付を済ませ、


ソラシティのB1Fへ向かいます。
狙いはカリーライス専門店「エチオピア」です。

エチオピア店頭
お得な朝カレーメニューもありました!


エチオピアがあることを、この日の朝、受付前に気が付いたのです!
イベント会場周辺の(ご飯の)情報は入念に調べるべきですね。

つけあわせのじゃがいも、チキンカリー、マンゴープリンを食べ、
この時点で当日想定していた1日の満足度をはるかに超えてしまいました…。

午後

聴講したセッション

わたしが聴講したセッションは以下の4つです。

【A-4】13:15~14:00 
ソフトウェアアーキテクチャの組織力学 広木 大地[レクター]

【A-6】15:15~15:35 
ティール型組織でサービス立ち上げが成功した話 手塚 卓也[スリーシェイク]

【A-7】15:50~16:35 
エンジニアとマネージャーは、いつも勝負をしているのだと思う 森田 想平[グリー]

【A-9】17:25~18:25 
あらゆるものをカイゼンせよ
市谷 聡啓[ギルドワークス・エナジャイル]/新井 剛[ヴァル研究所・エナジャイル]/小田中 育生[ナビタイムジャパン]

各感想は後半にまとめております😊

空き時間

セッションは事前登録制なのですが、一瞬で満員になってしまって登録できないことがあります。
セッションとセッションのあいだにはそこそこ長い空き時間が発生しました。
次のようなものがあるのでまったく退屈しませんでした😊

・直前のセッションの登壇者とお話できる「Ask the Speaker」コーナー
・主催である翔泳社の書籍を15%オフで購入できるブース
・ソラシティに大きめの喫茶店
・御茶ノ水駅のすぐそばに広めの丸善
・twitterで実況している人のツイート

喫茶店にコンセントがあって充電できるし、
急に筆記用具を書い足したくなっても丸善の文房具売り場があるし、
とっても良い環境でした。

各セッションの感想

当日のスライドは公開されているものもあります。要チェックです🌟
ここでは特に印象に残った内容などを書いています。

ソフトウェアアーキテクチャの組織力学

書籍『エンジニアリング組織論への招待』の著者、広木大地さんのセッションです。
今年2月のデブサミの「ITエンジニアに読んでほしい!技術書・ビジネス書大賞 2019」プレゼン大会。そこで広木さんがお話されていた様子が強く頭に残っておりました。
今回のデブサミ参加はこのセッションが目当てといっても過言ではありません。

たくさん「ああ~」と思ったことはあるのですが、特に印象に残った内容を書いておきます。
・「アーキテクチャ」って何か? → 何かをしやすくし、同時に何かをしににくするもの。
・特定の技術に詳しい人だけが、アーキテクト だろうか?
・アーキテクチャは「組織構造」「ビジネスモデル」「プロジェクト」どれにも存在する。
組織構造とシステムが、良くも悪くも似てしまう


例えば自分自身、親のいいところだけ影響受けて育ったわけもなく、良くも悪くも…です。
似たような感じで、組織構造が、その組織の作るものにまで影響するのかもなあ、などと、経験の乏しさから、斜めの方向から実感をひっぱってきている状態です。
経験豊富な諸先輩方であれば、「組織構造とシステムが、良くも悪くも似てしまうこと」について適切な実感をお持ちなのではないかと思っています。


広木大地さんは、こちらでPodcastを配信されているそうです。
EM . FM #EMFM • A podcast on Anchor

ティール型組織でサービス立ち上げが成功した話

セッションの時間が短く、20分の枠だったので、かなり駆け足に感じました!

・「全員ロナウド」状態に陥り、プロジェクトがいちど頓挫した。
・ティール型組織で再挑戦した。

近ごろ本屋さんでは、こちらの本が山積みですね。
ティール組織についてあまり良くわかっていなかったので、事前にすこし調べてから行けばよかったかなと反省しています。
ティール組織|書籍|英治出版

エンジニアとマネージャーは、いつも勝負をしているのだと思う

もっと物騒なお話💪が展開されるのかなと想像していたのですが、そうではありませんでした。
「最近優秀なメンバーが他社に転職し、自分にちょっと腹が立ったタイミングでDevsumiの登壇の話がきた」という森田 想平さん。
森田さん自身がマネジメント寄りの人であり、
セッションの対象は「自分より技術的に優秀な人をひっぱらないといけない人向け」とのことでした。

・戦場での勝負だと思ってメンバーと接すれば、いい案も出てくる(それくらいの気持ちでないと良い案は出てこない)
・マネージャーの強み:部下が自分に相談するより、自分が自分の上司に相談するほうがものごとが動きやすい。
・実力が拮抗した2人の片方をリーダーに据えると、案件の終了とともにサポートに回っていた人が去っていきがち。
・本人が望まない場合、あまり早くからマネージャーにしない。(エンジニアに戻りたがるから)
・社内のソーシャルグラフを利用しよう。
 (例:同期入社メンバーがいっしょのチームだと、マネージャーが介入しなくても仲良くしてくれる。ご飯食べたり、勉強会開いたり)

あらゆるものをカイゼンせよ

市谷 聡啓 [ギルドワークス・エナジャイル] /新井 剛 [ヴァル研究所・エナジャイル] /小田中 育生 [ナビタイムジャパン]
の3人のかたのリレーセッションでした。
(NAVITIMEと駅すぱあとの中の人が同じ場所で発表している。ドキドキしますね。)

特に新井 剛 さんのセッションで紹介されていた「キャリア・アンカー」という本がおもしろいなあと思っています。

キャリア・アンカー - 白桃書房 経営・会計を中心とした社会科学系出版社

新井 剛 さんは
・8つのキャリア・アンカーのうち「奉仕・社会貢献」がMAXで高い数値だった。
・社会に貢献した、人の役に立ったときにキャリアがうまくいくと感じる。

まとめ

今回の(?)デブサミ夏の参加者の平均年齢は40歳、という情報が、A-2のセッションで出ていたみたいですね。
(今回のテーマがテーマだから?)
デブサミ2019夏【A-2】今後の生き方についてサラリーマンエンジニアが人生半ばにして考えてみた #devsumiA #devsumi - Togetter

自分が気になっているセッションを選んで参加しているわけなので、おもしろいのは当たり前かもしれないのですが、いろんな人が話すのを聞くと頭が働く感じがするのでとても良いです。

人気のセッションはすぐ満席になってしまうので、興味がわいた方は事前登録をおすすめいたします!
event.shoeisha.jp